新型コロナウィルスをきっかけにしたあすかの取り組み

あすかでは新型コロナウィルス発生の少し前から、働き方について新しい当り前を考えていく取り組みを始めていました。

そんな中での新型コロナウィルス発生だったので、ある程度あわてず騒がずに対応を進めることができました。

少々長くなってしまいますが、現在の新型コロナウィルスへの対応とあすかの働き方の現状をご案内しておきます。

① 国が発する緊急事態宣言とは別に、感染状況に応じて「同時出勤者数制限」を実施しています

例えば第4波と言われる波が来始めた時、2020年11月16日から2021年2月14日までの部門ごとの出勤人数を上限2名にしました。数字的なルールは設けずに、情勢を見て同時出勤人数の制限を行い、感染の波及を防ぐようにしています。

② それぞれのデスクは透明のアクリルパーテーションを設置しています

当時既製品が手に入らなかったため、地方のホームセンターで材料を買って自分たちで作ったアクリルパーテーションでそれぞれのデスクをかこっています。ちょうど日本が誇るスーパーコンピュータ富岳のシミュレーションで床からの高さが140センチでかなりの飛散が防げると発表があったため、この高さを基準にして作成しました。

見栄えが悪いのはご勘弁を。そして掲示板や物干しになっている点もご愛敬で
最近は休憩所にあまり人は集まりませんが、それでもご飯を食べたり休憩する場所は大切ですので、休憩所にも設置してあります。みんなが食後にガシガシ拭くので、事務所内より傷が多いのがちょっと安心です。

③ あすかでは新型コロナウィルスに対する社内ルールを設けています

厚生労働省のガイドラインを基に、もう少しレベルを上げた基準を設け、その基準で職員が濃厚接触者と社内判定された場合にはすぐにPCR検査を実施しています。社内基準に到達していなくても職員が不安を感じた場合にもPCR検査を実施しています。ありがたいことに最近では検査翌日の午前中には結果がわかるので、職員も安心できます。

PCR検査には疑似陰性という問題もありますが、ここを疑い始めるともう何もできなくなってしまうので、原則としてPCR検査の結果を信じて事後対応を行っています。

社内ルールは状況に合わせてコロコロ変わります。一度決めたルールは変えられないから時間をかけて考えるような事態でもないですし、そもそもそんな考えは時代にそぐわないと思っています。だから状況に合わせてすぐ変える。そしてそれをきちんと伝達する事を大事にしています。

変わるルールなのでここに記述するのはどうかと考えましたが基本的なところをお知らせしておきます。

A:保健所、社内ルール、他社の判断でお客様やご家族が感染者および濃厚接触者となった場合で、あすか職員がそのお宅に15分以上滞在した場合には(職員のマスク着用、手指消毒は前提)、職員を濃厚接触者としてPCR検査を受ける(検査費用は会社が負担)。その際に職員に同居家族がいる場合にはそのご家族もあすか費用負担でPCR検査を実施する。検査結果が判明するまでの時間は給料を全額保証する。

B:職員の家族が濃厚接触者となった場合や職員がプライベートで濃厚接触者となった場合にもあすか職員はPCR検査を受ける(検査費用は会社が負担)。この際のご家族の検査費用はあすかは負担しない。検査結果が判明するまでの時間は給与を全額保証する。

検査費用や給与保障が無いと、職員は不安で実態を隠すこともあるかもしれないと考えて、あすかでは出来得る限り職員への金銭的負担を少なくしています。

またあすかが最も嫌うのはミスではなく、事実を隠すことや嘘でごまかすことです。人間追い込まれるとつい保身に走ってしまう事もあるので、職員の金銭的負担状況などもお伝えする事でお客様にご安心いただきたく開示しております。

お客様への伝達について

C:あすか職員が陽性となった場合には、速やかに当該職員が訪問したお客様全件及び、そのお客様が関係している他事業所に対し原則陽性判明当日中に事実伝達を行う。

D:あすか職員が濃厚接触者となった場合には、その職員がケアマネジャーの場合濃厚接触者となったであろうタイミング以降に15分以上滞在したお客様に速やかに伝達をする。また、結果が出るまでの間にそのお客様が利用する事業所に対しても伝達を行う。

その職員が訪問介護、訪問看護の場合には検査結果が判明するまで伝達は行わない。(訪問介護、訪問看護職員はお客様宅に15分以上滞在する事が前提となります。そのうえで最近ではあすか職員が濃厚接触者となりPCR検査を受けることがかなり頻繁になったため、都度お客様に不安を与える事が正しいと言い切れなくなり、検査結果まで時間が短くなっている事から、伝達は検査結果を待つ事としています。)ただし、そのヘルパーが検査結果判明までお休みとなり代わりのヘルパーがうかがう場合には、その理由をきちん事実伝達をいたします。

④ 在宅勤務ができるためのシステム

ケアマネジャーにはあすかが通信可能なノートパソコンを貸与して、会社にいるのと同じ業務ができる状態を整えています。ちょっと難しくなるのですがVPNというシステムとクラウドソフトを使い、家でも会社でも同じような仕事ができるようにしています。

訪問介護にはサービス提供責任者に対して通信可能なノートパソコンを貸与して実績管理や計画書などの作成は自宅でできるようにしております。また、ヘルパーにはスマホを貸与してスマホで実績報告ができるシステムを構築しているため、紙媒体での報告書を事業所に持っていく必要を無くしています。

訪問看護にも通信可能なノートパソコンを貸与して、日々の業務の報告書作成や実績管理、計画報告書の作成を自宅で行えるようにしています。

⑤ 電話でのやり取りのスムーズ化

電話についてはクラウドPBXというシステムを使い、お客様や関係事業所があすか事務所にかけていただいた電話をそれぞれの自宅において会社貸与のスマホで受け取ることを可能にしています。どうしても電波状況により固定電話より通話品質が悪い時があるのでお電話をいただいた方にご迷惑をおかけする事があるのですが、ご理解いただきたく思います。

紹介させていただいた在宅勤務を円滑に進めるためのシステムは、元々働き方の当り前を変えるという目的で準備導入したものなので、新型コロナウィルス感染拡大が落ち着いても使い続けるシステムです。今後どのようなルールを制定するかは状況をみながら決めていくものですが、あすかでは全員が毎日決められた時間に出勤するという当たり前に戻すつもりはありません。

私は仕事とはあくまでも私生活を楽しく営むためにするものだと考えています。そしてその仕事も楽しく誇りが持てるものであればさらに良いと思っています。

在宅勤務は同居家族など環境次第で良いことばかりではありません。あすかでもできれば出勤したい、家だと仕事がはかどらないという職員もいれば、同じ作業を自宅でやると会社でやるのでは、静かで集中できる自宅でやると半分の時間で終わるという職員もいます。

本当に人それぞれのキャラクターがある。だからこそできるだけ会社が指示命令をする部分を少なくして、それぞれのキャラクターにあった働き方をしてほしい。そうすればニコニコしていられるし、ニコニコしている職員が来ればお客様も楽しいと思うのです。

それぞれ違うキャラクターを持つ職員ですが、面白いことに多くの職員が言う事があります。在宅勤務で仕事上の一番のストレスは、仲間の顔を見て相談したり仲間の声でアドバイスが聞くことができない事。

これを聞くと代表として嬉しくなるのです。だって、ここにいることが楽しいと思ってくれている人が多いってことなんだなと思えるので。